滋賀県議会 2023-03-08 令和 5年 3月 8日予算特別委員会環境・農水分科会−03月08日-01号
内容としては北区における水陸移行帯の創出にかかる造成工事等が約1億2,000万円となっています。 国費の割合につきましては、45%が国費として見込まれていまして、かなり多く、国費による対応をしていただいています。 レジャー対策の関係ですが、令和2年度には33回の監視員の活動をしていましたが、それを令和4年度に40回に増やしたところ、苦情の件数も、47件から16件まで減りました。
内容としては北区における水陸移行帯の創出にかかる造成工事等が約1億2,000万円となっています。 国費の割合につきましては、45%が国費として見込まれていまして、かなり多く、国費による対応をしていただいています。 レジャー対策の関係ですが、令和2年度には33回の監視員の活動をしていましたが、それを令和4年度に40回に増やしたところ、苦情の件数も、47件から16件まで減りました。
また、琵琶湖流域の豊かな生物相を育む水陸移行帯です。 内湖には内湖本来の機能と内湖の利用に関わる機能、この2つの大きな機能があります。内湖本来の機能は生物の生育、生息の場としての環境形成機能、遊水地としての治水機能、集水域から流入した水を一旦貯留した後、琵琶湖に流入させる沈殿池としての浄化機能です。
2点目は、琵琶湖の保全及び再生に関する法律を踏まえ、関係機関と連携の下取り組むとされたことであり、水陸移行帯の形成や侵略的外来水生植物の防除など、琵琶湖を健全で恵み豊かな湖として保全再生を図る取組が一層推進されるものと考えております。
一方、湾の内側、いわゆる内湾というものは、ヨシが広がるなど豊かな水陸移行帯が形成され、稚魚の餌となるプランクトンも多く、在来魚の産卵繁殖場に適しております。赤野井湾は南湖の中で最大級の内湾であり、かつては琵琶湖でも有数のヨシ帯が広がり、えり漁などの豊かな漁場であるとともに、モロコやフナを対象とした釣り人でにぎわったように、本来、産卵繁殖場や漁場として極めて高い機能を有しております。
ヨシ群落保全条例では、ヨシに代表される水陸移行帯の生態系を保全の対象としております。したがって、保全の主体はヨシですけれども、他の抽水植物や柳類等についても、ヨシ群落として一連のつながりをもって生息しているものについては、一体的に保全していく必要があると考えております。 地域地域によって、この保全の仕方なども多様性があるとは思いますけれども、そもそも目的が生物多様性です。
琵琶湖河川事務所では、淀川水系河川整備計画に係る調査や事業を実施、検討するため、学識経験者や漁業者、琵琶湖環境科学研究センターの研究員等からなる水陸移行帯ワーキンググループが設置されております。 県では、例年行っている国との瀬田川洗堰に関する意見交換会に加えて、今年度から庁内関係課によるワーキンググループを設置し、生態系に配慮した琵琶湖水位操作について検討を進める予定であります。
その結果、当時は予想していなかったんですけれども、今となって振り返ってみれば、水陸移行帯の生態系が壊され、日本文化の原点、原風景も少なくなってまいりました。 今、時代の転換点にあり、私たちに求められているのは、ダイナミックな価値観の転換であり、人と自然のかかわりを見詰め直すことでございます。
特に、内湖および水陸移行帯の機能の発揮、湖と陸域との連続性の確保についての対策が不十分であったと指摘されております。 いずれにいたしましても、水源涵養分野とともに、数値目標が設定されていないなど、目標が不明瞭であったため評価が困難であったとされているところは、県といたしましてもしっかりと受けとめて、次期計画に生かしていく必要があると考えます。
特に、内湖および水陸移行帯の機能の発揮、湖と周辺との連続性の確保については対策が不十分であるとされております。その他、瀬田川洗堰の水位操作による在来生物への影響等の新たな課題も指摘されております。 これまで琵琶湖とその集水域を一体としてとらえて保全するという視点が足りなかったとの指摘もされており、これら評価内容については、私自身の思いとも一致するものであります。
琵琶湖再生には、水陸移行帯が持っております生態系機能を再生させていくことが重要でありまして、そのためには、琵琶湖と横断方向に水の流れがつながっております内湖、ヨシ帯、水路、水田等を再生させていくような取り組みが必要であります。
生態的機能の再生とは、ここでは、生物にとって非常に重要な空間で、現在、湖岸堤などにより分断されている琵琶湖と陸域をつなぐ水陸移行帯、いわゆるエコトーンの機能をできる限り回復することであると考えております。特に魚介類が産卵時期に移動できる、そのようなエコトーンの維持ということが大切であると考えております。
とりわけ、水陸移行帯が持つ生態的機能の再生を目指し、内湖、ヨシ帯、水路、水田から山林など、横断方向の水の流れと連続性を確保することが重要だと言われております。ダムに頼らない流域治水を目指すのも、その一環であり、水の流れの連続性を図ることは、林業、農業、漁業など、人間の食料を確保する上からも欠くことができず、人間も自然の中の一員であることが再認識されるところです。